第3話
まいごの小さな小鳥
- やさしさ
- 動物
- 友情
- 48秒

動画は英語です。下に、読み聞かせ用の日本語のお話をまるごと掲載しています。
このエピソードについて
ささやく森の奥で、なかまたちは小さくて悲しい歌声を耳にします。小さな青い小鳥が、おうちから遠くまで飛んできてしまい、家族が見つからなくなっていたのです。
ベンとソフィーは落ち着いて、小鳥がどんな気持ちかを考え、力を合わせて家族の歌声をさがす手伝いをします。思いやり、人を助けること、そしておうちのあたたかさを描いた、心やさしいお話です。
学びとテーマ
思いやりと、人を助けること
ベンとソフィーは、あわてて何とかしようとする前に、立ち止まって小鳥の気持ちを想像します。気持ちを言葉にして、落ち着いて手を差しのべる姿は、小さな子どもたちにとって、思いやりのやさしいお手本になります。
親子で話してみよう
見終わったあとに、1つか2つ選んでみてください。正解はありません。
- まいごになったとき、小鳥はどんな気持ちだったと思う?
- 小鳥が落ち着けるように、ベンとソフィーはどんなことをしたかな?
- 最後に、小鳥はどうやって家族を見つけたのかな?
- もしまいごになったら、どうする?だれに助けてもらえるかな?
- 小鳥の家族みたいに、うれしい歌を口ぶえやハミングでできるかな?
読み聞かせ用のお話
まいごの小さな小鳥
大人が読んであげるお話です(約4分)。区切りごとに「次はどうなると思う?」と聞いてみてください。
レインボートレイルは、なかまたちを、ささやく森へと連れていきました。木々はやさしくゆれて、葉っぱが「しゃわ、しゃわ」とそっと音をたてています。
すると、ソフィーが立ち止まりました。「あれ、聞こえる?」
それは、小さな歌声でした。でも、うれしい歌ではありません。悲しそうな「ピィ……ピィ……」という声でした。
小さな青いおともだち
ひくい枝の上に、小さな青い小鳥がとまっていました。羽をふくらませて、しょんぼり下を向いています。
「こんにちは、おちびさん」ソフィーがやさしく声をかけました。「まいごになっちゃったの?」
小鳥はこくんとうなずきました。「ちょうちょを追いかけて、遠くまで飛んできちゃったの」と小鳥は歌いました。「そうしたら、家族が見つからなくなっちゃった」
どんな気持ちかな?
ベンは、もし自分の家族が見つからなかったら、どんな気持ちになるか考えてみました。「それは、こわかったよね」とベンはやさしく言いました。「でも、もうひとりじゃないよ。ぼくたちが手伝うからね」
ソフィーが手を差し出すと、小鳥はぴょんとその上に乗りました。バニーはすぐそばにすわり、パピーは小鳥をおどろかせないように、しずかにふせをしました。
「みんなで、大きく、ゆっくり息をしましょう」とソフィー。すって……はいて。小鳥の羽が、少しずつおさまっていきました。
おうちの歌をさがして
「きみの家族の歌は、どんな歌なの?」とベンがたずねました。
小鳥は明るい歌をうたいました。「ピピルピー、ピピルプー!」
みんなは、じっと耳をすませました。すると、遠くのいちばん高い木から、返事が聞こえてきました。「ピピルピー、ピピルプー!」
「家族だ!」小鳥はさえずりました。そして、上へ、上へ、上へと飛んでいき、あたたかい巣にもどりました。家族はふわふわの羽で、小鳥をぎゅっとだきしめました。
なかまたちが「バイバイ」と手をふると、木々の間に、新しいにじ色の光の道がかがやきました。次の冒険への道しるべです。
おしまい……でも、つづきはまた今度!


